相続税申告を税理士に任せる3つのメリットと良い事務所探しのコツ

家族が亡くなると、悲しみに暮れる間もなく、相続に関する諸手続きが発生します。
この時、第三者に財産状況をさらけ出すことを躊躇するなどの理由から、調べながら自力で相続税の申告する人もいますが、税の申告は決して簡単ではなく、中でも相続税は非常に難しい分野とされています。

ここでは、相続税申告手続を税理士に任せるメリットと、自分に合った税理士事務所探しのコツについてお伝えします。

相続税の申告手続きは自分で行えるが複雑かつ難解である

以下の条件がすべてそろっている場合、調べながら自力で相続税の申告を進めることはできますが、非常に難解な分野であることから、当事務所では早期からの相談をお勧めしています。

  • 相続するものが現金や預貯金、有価証券のみである
  • 時間に余裕があり何度も銀行や税務署に足を運べること
  • 個人で行った申告に対する税務署の調査やペナルティについて十分に対応できること

ただし、相続税は他の申告作業とは異なり難易度が非常に高く、とても難しいのです。税理士の中でも、相続税法に強いか弱いかがはっきりと分かれているほどですから、これを個人で行うことは非常にリスキーであると言えます。

さらに、相続税申告書に税理士の署名捺印がない場合、税務署が調査に入る可能性が高くなります。相続税法に精通していない一般の方が自分で申告すると、評価誤りや財産の計上漏れがどうしても起こりやすくなるため、当該分野に精通した税理士の力を借りることが最も安心な方法です。

税理士に相続税申告を任せる3つのメリット

税理士は税に関するプロですから、相続税申告に関しても任せるメリットがあります。

正しい納税額を算出し収めることができるため後々問題になりにくい

相続税に強い税理士に依頼すれば、適切な相続税額を算定し、特例や控除などを活用して正しく適切な相続税額を算出することができます。
これにより、税の払い過ぎや未納を防ぎ、税務調査後の追徴ペナルティを避けることができます。相続税に強い税理士に依頼すれることは、依頼者の将来的なリスク軽減にも繋がっているのです。

複雑な相続税申告を任せることができ時間の節約になる

相続税申告に係る事務書類の整理には、慣れている税理士でも膨大な時間を要することがあります。ましてや、慣れていない素人が行うと仕事や日常生活に影響が出て大変なことになることも想像されます。思い切って税理士に依頼してしまったほうが精神的に非常に楽になることができ、万が一の税務調査時にも税理士が適切な対応をしてくれる安心も得られます。

現在、税務調査は非常に増えてきています。
税務調査は自宅にズカズカと入ってきて行われるため大きなストレスになりますが、税理士が入れば、税理士を通して税務調査が行われるようになるため、余計な心労を抱えることがありません。税務署との建設的な協議の上、誰もが得心のいくところに話を落とし込めるのは、やはり税理士ならではと言っても良いでしょう。

適切な財産評価と計算

相続財産の価値を相続税法に照らし合わせて算定することは非常に難しく、一般の人がこれを行うことは大きな困難を伴います。土地建物を相続する場合、路線価や固定資産税評価額、接道条件等あらゆる要素を鑑みて評価額を算出し、そこから相続税を計算するので、間違えてしまうと税金の納め過ぎや不足を招きかねません。払い過ぎた税金は戻らず、不足した税金には追徴というペナルティが課されますので、専門家である税理士に任せ不安のない正しい評価と計算を行うことが大事です。

税理士は経験値が大きく力量を左右する

相続税の計算はただでさえ複雑なのですが、税制は適宜改正され、特例も多く存在するため、これらの要素をミスなく反映させられるかどうかは、まさに経験値が左右するところとなります。特例には様々な落とし穴があり、そこに躓いてしまうと申告した額に対して税務署から指摘を受け、後々莫大な税金が発生してしまうというケースも存在するほどです。

経験を積んでいる税理士であれば、どのような特例があり、どこにどんな落とし穴があってどう回避すれば良いかがわかるため、安心して相続税の手続きを任せることができるのです。当事務所の税理士は、相続税申告の実務経験33年、事務所開設後の相談件数100件超の実績を持っているため、ぜひ早期にご相談頂けることをお勧めいたします。

自分に合った税理士事務所を選ぶコツ

人間同士であるため、やはり自分と税理士の波長が合うかどうかは非常に重要です。上から目線で意見を曲げない税理士では、納税者の気持ちを汲み取れませんし、納税者も萎縮してしまって自分の意見を言えなくなってしまいます。こうなると円滑な協力体制を作ることが難しくなり、スムーズな相続税申告を阻害してしまうことになります。

当事務所ではこのような状況を鑑みて、依頼者とはいかに波長を合わせていくかを大切にしています。できるだけ依頼者には素直に話して頂けるよう状況を拾っていき、当事務所では依頼者と同じ目線を持ち、波長を合わせていくことに注力します。

また、納税資金準備を10カ月の中でやっていかなければいけないので、スピーディーな作業を行えるかどうかも重要です。以上の点を重視して税理士事務所を選びましょう。

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